エピソード10 2000年スノボ旅行(涙の最終回)

もうすぐ2001年の正月も近いというのに、2000年スノボ旅行の事を書いているのも
どうかと思うが、前回(続く)とか書いてしまったので、無理矢理最終回を書くことにした。

…2000年を迎えるため、酒やツマミを部屋のテーブル上に並べる滑走戦隊たち。
つまみに買った缶詰を開けるための缶切りがないというピンチに対して、
宿に借りて難を逃れたり、開けたはいいがヤキトリの脂が寒さでびっしりと固形化していたので
暖房の前に並べて暖めるなどして、準備は順調に進んだ。

早速飲み始める滑走戦隊たち。
滑走戦隊はいつしかホロ酔い戦隊に、そして酔っぱらい戦隊になってしまっていた。
そろそろ泥酔戦隊になろうかと言う頃、そろそろ2000年がやってくるらしい。
2000年カウントダウンが始まり、クラッカーを構える戦隊。

5…4…3…2…1…

「2000年おめでとう!」
クラッカーが鳴り響く。
パン!パパン!スカッ。
ブラックのクラッカー不発!慌てて予備のクラッカーを鳴らす。

おめでとうおめでとう。2000年おめでとう。

「さようなら!1999年。そして!」(ブラック叫ぶ)
「いらっしゃい!2000年!」(ブルー叫ぶ)
「さようなら!1999年。そして!」(ブラック叫ぶ)
「いらっしゃい!2000年!」(ブルー叫ぶ)
(以下、3回ほど繰り返し)

戦隊のうち、約二名は泥酔状態でしばしば起る「こわれたテープレコーダー状態」をきっちり起こし、
戦隊は次なるイベント「1000円以内プレゼント交換会」の準備に入った。

4人で輪を作って座り、それぞれのプレゼントを右隣の人に回す。
TVでたまたまやっていた歌が終わった時点で回すのをやめ、その時点で手に持っていたものが
その人のプレゼントになる。
かけ声は「さようなら!」「1999年!」「こんにちは!」「2000年!」が採用された。
上記のかけ声を叫びつつ、プレゼントを回す戦隊。知らない人が見たらアホの集まりだ。

それぞれが袋からプレゼントを出す。出てきたのは…、
「2000年バージョン名刺入れ(首からかけるやつ)」
「写真立て」
「ハンカチ2個」
そして、「大人の絵本」

「大人の絵本」は私の提供だが、念のため言っておくと「大人でも楽しめる絵本」だ。決してエロ本ではない。
ブラックは名刺入れ(レッド提供)をゲット!大人の絵本はブルーがゲットして、「なんやこれ〜」とバチあたりなことを言っていた。

そこで一度「2000年おめでとうの会」はお開き。その後、ブラックとブルーは寝付かれず、
宿のロビーでタバコを吸いながら、世界の平和について語り合っていた。

ブラック「人間は顔ではない、と良くいうが顔がいいに越したことはないと考える。どうか。」
ブルー「その通りだ。私も顔が良ければこんなに苦労することはなかったと考える。」
ブラック・ブルー「お互い苦労してるよなああああ」

という訳で朝の4時頃まで語り合って眠りについたのだった。
あとの日程は適当に流すように過ぎていったため、特にこれといったことはなかった。

今回はスノボの話ではなく、単なるバカ旅行記ではないか、という意見はもっともだが、
なんせ1年近く前の話なので細かいところは覚えていないのだ。すまない。

という訳で、2000年スノボ旅行 完。


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