有名店のスープカレーセットで届いたスープカレーの一つ、木多朗のポーク角煮カレーのレポートをお届けしたい。
そろそろ肉に素直に喜べなくなって、むしろ、脂っこいのはちょっと苦手になってきた年齢の私である。角煮がカレーに入ってるなんて、ちょっと脂っこそうだな。
とにかく食べてみよう。

例によって、レトルトの袋に入ってるのでこいつを湯であたためて、ラーメンどんぶりに注ぐ。なぜラーメンどんぶりかというと、丁度いい器がないからである。

ぞろぞろぞろっ。思いがけずたくさんの具が袋からどんぶりに滑り落ちる。
具は、大き目の角煮が一個、にんじんが一個、インゲンが2,3本、そしてなんと、パイナップルが2.5個だ。
はっきり言って、私はパイナップルの乗ったハンバーグを歓迎できない人間である。いいから、パイナップルはあとでデザートとして別に出してくれと思う。ましてや、カレーにパイナップルなんて。いったいどうなっちゃうのか想像も出来ないのである。
そのパイナップルが、2.5個と必要以上に多く入っている。主役の角煮の座を脅かすほどの量だ。そんなにパイナップルにこだわりがあるんだろうか。
とにかく食べてみよう。香辛料の香りが強い。色々入ってそうだ。
ごはんをスプーンに取り、スープにつけて食べる。さすがに脂は多い。辛さと、そしてパイナップルの味のコンビネーションだ。けど、意外に悪くない。脂っこさをパイナップルで抑えているような感じだ。パイナップルがないと、脂っこさに負けていたかもしれない。
角煮はさすがにとろとろで、スプーンで簡単に切れる。うむ、おいしい。でもやっぱ、ちょっと脂がなあ。続いてパイナップル。パイナップルは、脂を抑えるという役目を終えたためか、本来の味はしない。パイナップルの食感を持つ別の野菜のようになっていた。にんじんも味がしみてる。というか、レトルトに入ってるにんじんは皆味がしみてる。いんげんは、なんだかめちゃめちゃやわらかかった。
ふーむ、まあ、これはこれでアリなんじゃないだろうか。スープカレーを10回食うんだったら、1回くらいはこれでもいいかなという感じだ。ただ、パイナップルで脂が抑えられてるとは言っても、脂っこいのが苦手な人にはちょっとおすすめできない。
おいしいけど、そんな頻繁に食べなくてもいいかな…というスープカレーである。
ごちそうさま。
木多朗のポーク角煮カレー(クリックすると楽天のページにジャンプします)
具 |
大き目の角煮、にんじん、パイナップル2切れ半、いんげん |
★★★★☆ |
辛さ |
辛さとパイナップルの少し甘い酸味が同居した不思議な味 |
★★★☆☆ |
量 |
具が多い |
★★★☆☆ |
味 |
かなり脂っこいが、パイナップルのおかげでバランスが取れてる。
ただ、ちょっと変わった味ではある。 |
★★★★☆ |
総合 |
おいしいが、そんな頻繁には食べたくない。 |
★★★☆☆ |
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