スノボエピソード 3
<滑りたい我慢できない>

実は、数日前から友人に言っていたのだが、
ボードを買ったら、その日に滑りに行こうということに
なっていた。
行き先は狭山スキー場(埼玉県 西部球場の近くの屋内スキー場)だ。
とりあえず、私のマンションに買ってきた荷物を運び込んだ。

値札等を外しながら、ついでに試着(ブーツ、ボード、ウェア)して
にやにやしていた。
狭い部屋でスノボの服装してニヤつく28歳の男二人。かなり異様な光景ですな。

ちょっと疲れていたので、狭山スキー場には夜中(オールナイト)滑ろうと
言うことになった。ここは、休みの前の日はオールナイトをやっているようだ。

飯食ってだらだらして準備OKになったところで、夜の9時くらいに
家を出たと思う。
狭山までは車がないので電車で行った。

電車の中で大荷物をかかえて白い目で見られる28歳が二人。
すんませんな。でも、電車空いてるから別にええやん。

狭山スキー場についた。結構混んでいた。
まずは、全くのシロートのため、スクールに入ることにした。
聞くと、スクール開講まであと1時間ほどあるという。
その間滑りたかったが、混んでて怖かったのと、何より
リフトに乗るのが怖かったため、時間までうだうだしていた。

スクールがはじまった。メンバーは、私と友人と、女の子2人だ。
まずは、講師・・インストラクターか?が、
「この中で、ボード初めての方居ますかー?」
と聞いた。
一瞬誰も手を挙げない。
なんてことだ、私の友人も手を挙げないぞ。
私の見てないところで、密かに練習したのか?ばかな!
いきなり難しいことをやらされてはたまらんので、私は
「はーい、初めてでーす」
と手を挙げた。
待ち時間の間に飲酒したため、ちょっと陽気だった。
それにつられたように全員挙手。
ふぅ、よかった。みんな初心者のようだ。

それから地味な練習が始まった。
まずは柔軟運動。そして、ボードの装着の仕方。
平地でのスケーティング。
その後は、斜度の緩いところで、片足装着のまま
ターン&ブレーキの練習を山ほどした。
少し滑っては、自分の足で坂を登るため、
もの凄い汗をかいた。いい運動になるもんだ。
この後ビール飲んだらうまいだろな、とか考えてると
そろそろスクールの終了時間が近づいてきたみたいだ。

最後に、両足を装着して滑ってみろという。
滑った。見事にこけた。
そこで、スクールは終了だ。

結局その後は、緩い斜面で片足装着でターン&ブレーキを
ずっとやってて帰った。

つらいもんだと思ったが、ここでやめると
せっかく買ったボード達が泣くので絶対続けようと心に誓ったのだった。


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